導入

910R は、高分子量ポリエーテルをベースとし、シロキサンで末端封止され、カルバメート基を含むシラン改質ポリウレタン樹脂であり、高活性、解離性イソシアネートなし、無溶剤、優れた接着性などの特性を持っています。

910Rの硬化機構は湿気硬化です。シーラントの配合には触媒が必要です。一般的な有機スズ触媒（ジブチルスズジラウレートなど）またはキレートスズ（ジアセチルアセトンジブチルスズなど）は、良好な機械的特性を実現します。スズ触媒の推奨添加量は0.2～0.6%です。

910R樹脂は、可塑剤、ナノ炭酸カルシウム、シランカップリング剤、その他の充填剤や添加剤と組み合わせることで、引張強度1.0〜4.0MPa、100%弾性率0.3〜2.0MPa、弾性回復率70%以上のシーラント製品を製造できます。910Rは、建物の外壁、家の装飾、工業用弾性シーラント、弾性接着剤などに広く使用される透明シーラントの製造にも使用できます。